予防接種 、、、 それは、私達を感染症から守るための非常に効果的な手段です。 そしてその必要性は、免疫が未熟で感染症に弱いこども達にとっては尚更です。 しかし小さなこどもにとっては、この予防接種が、それまでの彼らの人生で最も大きな試練の中のひとつなのです。 だから、注射の痛みを少しでも和らげるために、私達小児科医は様々なテクニックを使っています。  ... 続きを読む
小児のコロナワクチン;打つべきか 打たざるべきか
新型コロナウイルスに対するワクチンは接種対象年齢が段階的に下がり、3月からは5~11歳の小児に対しても行われるようになりました。 2021年11月30日に日本で初めて確認されたオミクロン株が瞬く間に国内流行第6波を形成しました。 いかにこの波を終息させるかに政治家や医療関係者を始めとした多くのリーダー達が知恵を絞っています。 そして、その対策の中のひとつが小... 続きを読む
こども園での講演会 (後編)
後半はメディアが子どもに与える影響についての話をしました。 ただ、自分はその分野の専門家でもないし、教育者でもないし、おまけに我が子を模範生となるよう育てることが出来たかどうかも疑問なので、他人様に偉そうに話す立場ではありません。 なのでこの話は避けたいと思っていたのですが、こども園さんからは是非これを取り上げてと言われました。 まあ、単なるいち小児科医とし... 続きを読む
こども園での講演会 (前編)
Go To キャンペーンの開始後、新型コロナウイルス新規感染者の報告数がどんどん増えています。 ここ田舎ではその数は多くはないのですが、それで陽性になってしまったら、理不尽にも大きな社会的制裁を受けてしまいます。 そのため、むしろ田舎ほど感染者となることは避けたいのです。 先日、私が園医をしている こども園でPTA講演会を行いました。 今の状況下... 続きを読む
硬膜穿刺後頭痛(PDPH) 続き
抜釘の手術をするには、また麻酔をする必要があります。 硬膜穿刺後頭痛(PDPH)は、その既往があるひとは次の腰椎麻酔でも再度発症するリスクが高いと言われています。 いかにしてそれを予防するか。 まずは、腰椎穿刺のときに使う針はなるべく細いものを使います。 そして一番有効なのは、一般的な穿刺針ではなく、ペンシルポイント針を使うことです。 一般的な穿刺針の先は斜... 続きを読む
硬膜穿刺後頭痛(PDPH)
7月21日より抜釘のため入院をしました。 もちろん、抜釘手術をするということは、その前に骨折で手術をしていたということです。 あれは、2019年2月・・・ そのときは息子が小学校6年生でした。 通っているサッカークラブで6年生対その親の ”親子サッカー対決” がありました。 そして当日は長女の大学受験の日と重なっていました。 嫁さんは、 ア... 続きを読む
正しく知ろう! 子どものアレルギー
当地のフリーペーパーで取材を受けました。 そのタイトルは、 正しく知ろう! 子どものアレルギー 実は、5年前にもこの雑誌でアレルギーの取材がありました。 そのときは、食物アレルギーに関する話題でした。 今回は、こどものアレルギー全般ということでした。 食物アレルギー、喘息、アトピー性皮膚炎などのこどもがいる場合、 親御さんが気をつけること、周りのお友達が気を... 続きを読む
グリグリくん始動
5月の連休中に製作したグリグリくん。 検査の適応となる患者さんがいなくて、なかなか日の目を見ることが出来ませんでした。 しかし、ついに始動。 検査は屋外で行います。 この子はしっかしした子なので、暴れませんでした。 小さい子は怖がって頭を動かすので、後ろから押さえないとかえって... 続きを読む
グリグリくん
当然ながら、新型コロナウイルス感染症 (病名はCOVID-19) の確定診断には新型コロナウイルス (ウイルス名はSARS-CoV-2) の存在を証明することが必要です。 現在はウイルスの遺伝子を検出するRT-PCRが主流です。 そして、5月13日にウイルスのタンパクを検出する抗原検査が承認されました。 それぞれの短所を補うよう、上手に使い方を考... 続きを読む
“カフェ風フェイスシールド” の続き
“カフェ風フェイスシールド” の続きです。